Profile

甲斐さやか
1979年生まれ、東京都出身。
女子美術大学芸術学部卒業。10代より舞台や映画の現場で助監督や美術を担当する。
脚本・監督の『オンディーヌの呪い』が、山形国際ムービーフェスティバル2014年準グランプリ、SKIP シティ国際Dシネマ映画祭 2015年奨励賞、パリのMaison de Culture du Japon で上映された。脚本・監督の『赤い雪 Red Snow』は、マラケシュ国際映画祭2018年コンペティション部門ノミネート、ジャパン・フィルムフェスティバル・ロサンゼルス2019年最優秀作品賞、高崎映画祭2020年新進監督グランプリを受賞した。
小説は『赤い雪』2019年(角川書店)、『シェルター』が2020年別冊文藝春秋7月号に掲載された。
Information
▼映像ユニット「outsect」HP
http://www.outsect.com
Filmography
▼主な監督作品
◯『オンディーヌの呪い』(2014)
◯『赤い雪 Red Snow』(2019)
Close Up
監督の魅力に迫るQ&A
Q. 映画制作をはじめたきっかけは?
初めは戯曲を読むのが好きで、やがて脚本にも手をのばし、そのうち自分で書くようになりました。
Q.影響を受けた作品、監督は?
映画漬けになった学生時代は、インディペンデントの邦画・洋画が面白くて…
Q.関心のあるテーマは?
人間、社会問題、表裏一体
Q.映画制作の過程で、チャレンジングと感じることは?
脚本を書くとき。(全工程チャレンジングですが)
Q.監督業の面白さは?
現場で予想をこえる瞬間
国内外のお客さんから反応をいただけること。
Q.映画づくりでこだわっていることは?
オリジナリティ
Q.インディペンデントという領域の魅力は?
まだ誰も描いていないことに挑戦できる自由さ
Q.死ぬ前に映画を一本見るとしたら、何を選びますか?
なんと…死ぬ前ですか…黒沢明『夢』が浮かびました。
Q.映画を見る時に、何を期待しますか?
日常にうっすらと皮膜がかかるとか、足場が崩れるような体験。
Q.映画の中のキャラクターとして生きるとしたら、どの映画の誰がいいですか?
『ミッション・トゥ・マーズ』のゲイリー・シニーズ演じるジム・マッコーネル。宇宙の彼方へ旅してみたい
Q.1年に一度だったり、数年に一度など定期的に必ず見る映画は?
その時々で違いますが、タル・ベーラ『ニーチェの馬』
Q.愛読書は?
一番読んでいるのは、芥川龍之介『戯作三昧・一塊の土』
Q.居心地の良い場所はどこですか?
映画館・書店