CINEMA DISCOVERIES

Profile

酒井麻衣

1991年生まれ、長野県出身。
京都造形芸術大学映画学科プロデュースコース卒業。『いいにおいのする映画』(2016)が映画祭でグランプリを含め6冠を受賞し、劇場公開を果たす。翌年『はらはらなのか。』で商業映画監督デビュー。豊富なアイディアを交えて描く作風が評価され近年では、映画以外でも活躍。テレビドラマ「恋のツキ」「御曹司ボーイズ」「W県警の悲劇」「死役所」、テレビドラマメイン監督「ぴぷる-AIと結婚生活はじめました-」、MVではゲスの極み乙女。「ドグマン」、ジェニーハイ「ジェニーハイラプソディー」「シャミナミ」、GReeeeN「2/7の順序なき純情」、斉藤朱夏「パパパ」など、そして舞台では朗読劇「ポケットにショパン」など多岐にわたりその才能を発揮している。

受賞歴

◯『棒つきキャンディー』(2012/min) 2012年映文連アワード部門優秀賞、山形国際ムービーフェスティバル審査員特別賞
◯『笑門来福』(2014/min) あいち国際女性映画祭準グランプリ受賞
◯『いいにおいのする映画』(2015/73min)映画祭「MOOSIC LAB2015」グランプリ、ベストミュージシャン賞、最優秀女優賞、最優秀男優賞、男優賞、観客賞

 
 

最新情報

「ぴぷる〜AIと結婚生活はじめました〜」(WOWOWオリジナルドラマ 5/18スタート)
https://www.wowow.co.jp/drama/original/piple/
https://twitter.com/piple_drama

≠ME「君と僕の歌」(MV)


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監督の魅力に迫るQ&A

Q. 映画制作をはじめたきっかけは?

もともと芸術が好きで画家、作家、漫画家といろいろ幼少期から目指していて、 最終的に自分の作ったものが映画になったらいいなぁと漠然と思っていました。 ファンタジーが好きでそんな世界がこの世にはないのかも知れない、と思っていた時に作ってくれたのが実写のファンタジー映画でした。
あとは自分の祖父が亡くなった時、その時に見たお墓の上にある木のざわめきがすごく綺麗だったんです。でもそのざわめきだけを映像もしくは絵で切り取っても、その時の感情が一緒に乗せられないなと思って。その時の感情込みの風景が綺麗だったんです。 それが表現できるのは1番映画が近いのかなと思いました。

Q.影響を受けた作品、監督は?

「ティム・バートン監督、ミシェル・ゴンドリー監督やウェス・アンダーソン監督に影響を受けました。
作品だとディズニー作品、ジブリ作品全般、「ムーラン・ルージュ」、児童文学になりますがロアルド・ダールの作品やアニメ「四畳半神話大系」に影響を受けました。

Q.仲の良い監督は?

小林勇貴監督です。
頻繁に会ったりはしないのですがお互いの作品を見合って、感想を言います。 お互いインディーズから始まり、ドラマやMVも撮るという境遇が似ているのもあって刺激を受けています。 最近は井樫彩監督とも仲良しです。

Q.注目している監督は?

先ほどの質問と同じ答えになってしまうのですが、ティム・バートン監督の作品は必ず見ています。 あと監督ではないですが古沢良太さんの作品はとても好きで、この方が脚本を書いている作品は必ず見たいなと思っています。 最近はドラマをやらせて頂く機会が増え、演出という面で西谷弘監督のものを見ています。 絵がとても素敵なので四宮秀俊さんが撮影監督をされている作品も見ていますし、アニメーションの湯浅政明監督、監督ではないですが最近はA24作品も好きで見ています。

Q.関心のあるテーマは?

私は比喩表現がすごく好きで。だからこそファンタジーがとても好きというのがあるんですが、現実に起こっている残酷な事とかをどうやって物語に落としこんで伝えていくのか、もしくはハッピーエンドにして消化させるのか、そういった事が好きです。 関心のあるテーマとしては…「奇妙」ですかね。

Q.映画制作の過程で、チャレンジングと感じることは?

その時の気温やニュースなど生活していく中でそれぞれがベースになっているものがあって。その些細な影響ってあると思うのですが、技術チームや俳優の方が持ってきたものが合わさって、瞬間瞬間で勝負をするのでその化学反応が起こる時がチャレンジングだと思います。 あと「人」を突き詰められることが映画はいいなと思います。

Q.得意なジャンルは?

ファンタジーと言いたいところですが、最近はありがたい事にちょっと性と向き合った作品が多いので得意だと言われる事が多いです。個人的にはファンタジーや奇妙な世界観のアイデアを出すことが得意です。

Q.監督業の面白さは?

個人的には監督はアイデアを出す事が大事かなと思っています。 そのアイデアをみんなと共有して、空想だったものが肉眼で見えるようになってきて。 みんなの力が合わさって演じる側の気持ちなどが表現できると思っていて、そのシーンの目撃者になれる事、これが監督業の面白さだと思っています。

Q.映画づくりでこだわっていることは?

感情線とシーンの繋ぎ目、そして見たい世界をちゃんと融合させて面白くする事。 あとユーモアを忘れない。

Q.映画とは?

「夢」です。
寝ている時に見る夢もそうですし、自分が思い描く夢もそうですが肉眼で見られる「夢」です。

Q.一緒に仕事をしたい役者は?

またご一緒したい方はたくさんいますがこれからご一緒したい俳優さんは、 佐藤浩市さん、広瀬すずさん、溝端淳平さんです。

Q.死ぬ前に映画を一本見るとしたら、何を選びますか?

パッと思い浮かんだのが「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」です。

Q.映画を見る時に、何を期待しますか?

映画の世界に浸れる空間です。
あとポップコーンの味が何味か、これを見る時!
映画のお供です。

Q.映画の中のキャラクターとして生きるとしたら、どの映画の誰がいいですか?

「魔女の宅急便」のキキかハリー・ポッターのハーマイオニーです。

Q.1年に一度だったり、数年に一度など定期的に必ず見る映画は?

1年に1度は必ず見るのが「チャーリーとチョコレート工場」です。
「ムード・インディゴ うたかたの日々」やミシェル・ゴンドリー監督のMV作品は定期的に見ています。

Q.好きな食べ物は?

アメリカンチェリーと母親の作るたらこスパゲティが好きです。

Q.趣味は?

物語の世界に浸ること。
出来たら仕事で物語に関わりたいです。
YouTubeで動画を見る事です。

Q.愛読書は?

「星の王子さま」は年に1回は読み返していると思います。
あとはロアルド・ダールの作品が大好きです。

Q.邦洋問わず、お気に入りのスターは?

ウォルト・ディズニーです。

Q.居心地の良い場所はどこですか?

喫茶店。
お気に入りの喫茶店が何個かあって、1番エネルギーになるのが名曲喫茶です。
普段自分が聞かない音楽を聞きながらコーヒーを飲みます。
私のお気に入りのお店はコーヒーにブランデーを入れるので、それがとても良い香りになるので好きです。

 

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