CINEMA DISCOVERIES

Profile

石橋夕帆

2015年、監督作品『ぼくらのさいご』が田辺・弁慶映画祭コンペティション部門に選出され映画.comを受賞、横濱HAPPY MUS!C 映画祭で音楽映像部門最優秀賞を受賞。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、福岡インディペンデント映画祭、小田原映画祭、新人監督映画祭など複数の映画祭に入選。
2016年、テアトル新宿・シネリーブル梅田で開催された田辺・弁慶映画祭セレクションで監督作品の特集上映を行う。
2017年、監督作品『水面は遥か遠く』がショートショートフィルムフェスティバル&アジア2017ミュージックショート部門奨励賞を受賞。
2018年、MOOSIC LAB 2018 長編作品として映画『左様なら』を監督。
2019年、映画『左様なら』が大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門に入選。 アップリンク吉祥寺ほか全国20館以上で公開。現在DVD販売中&U-NEXTなどで配信中。

Information

▼Twitter

https://twitter.com/chan_pon11

 

▼公式HP

https://www.yuhoishibashi.com

 

Filmography

▼主な監督作品
◯『世界が終わる夜に』(2011/18min)
◯『溺れる魚、赤い夢』(2012/20min)
◯『フレッケリは浮く。』(2012/24min)
◯『ぼくらのさいご』(2015/33min)
◯『それからのこと、これからのこと』(2016/15min)
◯『atmosphere』(2017/35min)
◯『水面は遥か遠く』(2017/10min)
◯『いずれは消えてしまうすべてのものたちへ』(2017/13min)
◯『閃光』(2018/35min)
◯『左様なら』(2018/86min)
 

Close Up
監督の魅力に迫るQ&A

Q. 映画制作をはじめたきっかけは?

中学1年生から大学途中までバンド活動をしていたのですが、ある日解散することになって。ライブが1回残っていたのですが、解散ムードの中今のメンバーでやろうという気分にはなれず。自分主導で他の音楽仲間に手伝ってもらいながらライブを行ったのですが、その時に作った4〜5曲の楽曲のイメージから物語を思いついた事がきっかけです。

Q.影響を受けた作品、監督は?

学生の頃、岩井俊二監督の『PiCNiC』の映像がテレビで一瞬流れているのを見て、「これ日本の映画なの!?」と衝撃を受けました。それで「映画って面白い世界なんだ!」と興味を持って。演出で影響を受けているのは沖田修一監督や吉田大八監督です。

Q.仲の良い監督は?

同じ映画学校出身の方たちでいうと中川駿監督、イリエナナコ監督、野本梢監督、川崎僚監督、藤村明世監督、佐藤快磨監督あたりですかね。中川監督だけ同期です。(一方的に思っているだけだったらすみません…笑)

Q.注目している監督は?

ふくだももこ監督や井樫彩監督はインディーズの女性監督でも特にご活躍されてて、すごいなぁと思っています。

Q.関心のあるテーマは?

「テーマ」を中心に置く事は避けているのですが、「地方と都市」というのは取り入れたい題材です。実際に描きたいのは日常の中で感じる些細な違和感のようなものですが、その裏側には恐らくたくさんの不条理があって。そういった部分を物語の背景として落とし込めたらなぁとは考えています。

Q.映画制作の過程で、チャレンジングと感じることは?

もはや全てですかね(笑)。映画を作る事自体が毎回チャレンジで、やり方も作品ごとにどうするべきか考えるので。毎度無事に完成するまでは本当に安心できないです…。

Q.得意なジャンルは?

「青春」「恋愛」です。日常にフォーカスを当てた作品を描いていきたいです。

Q.監督業の面白さは?

自分の頭の中にしかなかったものが、自分だけではない誰かの手によって形になっていく事ですかね。色んな人達を巻き込んで、わがままを言い、迷惑をかけながら(笑)。
その中で自分の想像を超える瞬間が何度もあるから、やっぱりやめられないなぁと思います。

Q.映画づくりでこだわっていることは?

登場人物たちと絶対的に「他人」でいる事ですかね。映画というフィクションであったとしても自分以外はあくまで他人で、他人の事は完璧には分からないので。「今この人物こう思ってますよ〜」と限定した提示の仕方はしたくないですね。

Q.映画とは?

いま私たちが生きている日常って、うんざりする事もたくさんあると思うんですけど。そんなありふれた日常が少しだけいいものに思えるような、そういう影響力を持っているのが映画ですかね。少なくとも私にとっては。

Q.インディペンデントという領域の魅力は?

私は映画って「正解」がないのがいいなぁと思っていて。明確な順位などはなく、どんな作品を良いと感じるかは人それぞれ違うので。そういった意味でインディーズ映画は比較的高い純度で作り手の「好き」や「面白い」を追求しやすい土壌があるように感じます。

Q.一緒に仕事をしたい役者は?

どこかでご本人に伝わるかもなので、ラブコールとして遠慮なく…
山田杏奈さん、岡本玲さん、中村ゆりさん、青木柚さん、伊藤健太郎さん、須藤蓮さん、大東駿介さん、北村有起哉さんです。よろしくお願いします!(笑)

Q.死ぬ前に映画を一本見るとしたら、何を選びますか?

その瞬間に思いつく自分の監督作品を見ると思います。映画を作っていたときの幸せに浸りたいです。

Q.映画を見る時に、何を期待しますか?

共通して求めているのは「演者の魅力が生かされた作品」ですかね。

Q.映画の中のキャラクターとして生きるとしたら、どの映画の誰がいいですか?

改めて考えてみると人物はいないですね!(他人になりたい願望がそもそもなくて)世界としては『スワロウテイル』や、実写ではないですが『鉄コン筋クリート』みたいな。ああいう熱量を持った世界に憧れます。

Q.1年に一度だったり、数年に一度など定期的に必ず見る映画は?

『キツツキと雨』『パーマネント野ばら』『ギルバート・グレイプ』など。

Q.好きな食べ物は?

チーズです。あとは炭水化物全般。

Q.趣味は?

漫画を読むことです。

Q.愛読書は?

『子供はわかってあげない』『水は海に向かって流れる』『町でうわさの天狗の子』『となりの怪物くん』『A子さんの恋人』『来世は他人がいい』『北北西に曇と往け』『九龍ジェネリックロマンス』『夏雪ランデブー』など。全部漫画です。書ききれないですね…。

Q.居心地の良い場所はどこですか?

とにかく家ですね。ソファーかベッドかトイレ。

 

石橋夕帆監督の作品