CINEMA DISCOVERIES

Profile

遠山昇司

1984年生まれ、熊本県出身。
映画監督、プロデューサー。早稲田大学大学院国際情報通信研究科修士課程修了。2012年、初の劇映画『NOT LONG, AT NIGHT -夜はながくない- 』が第25回東京国際映画祭<日本映画・ ある視点部門>に正式出品され、高い評価を得る。劇映画2作目となる『マジックユートピア』(共同監督:丹修一)は第15回アンカレッジ国際映画祭コンペティション部門、第49回ヒューストン国際映画祭コンペティション部門にて審査員特別賞を受賞。最新作『冬の蝶』は第33回テヘラン国際短編映画祭アジア・コンペティション部門にてグランプリを受賞するなど海外でも高い評価を得ている。アートプロジェクト「赤崎水曜日郵便局」では局長・ ディレクターを務め、熊本県津奈木町にある海に浮かぶ旧赤崎小学校を再利用した本プロジェクトは全国で話題となる。同プロジェクトは2014年度グッドデザイン賞を受賞。全国の公衆電話を利用したアートプロジェクト『ポイントホープ』、フェイクシンポジウム『マジカル・ランドスケープ』(CIRCULATION KYOTO、ロームシアター京都)では演劇としてシンポジウムを上演するなど精力的に映画制作を行いつつ、アートプロジェクトや舞台作品などの演出を手がけながら現在に至る。2018年の4月から『さいたま国際芸術祭2020』のディレクターに就任。

Filmography

▼主な監督作品
◯『グレーのバリエーション』(2009)

◯『NOT LONG, AT NIGHT -夜はながくない-』(2012)

◯『マジックユートピア』(2015/共同監督:丹修一)
 ・第15回アンカレッジ国際映画祭 審査員特別賞
 ・第49回ヒューストン国際映画祭 審査員特別賞

◯『冬の蝶』(2016)
 ・第33回テヘラン国際短編映画祭 アジア・コンペティション部門グランプリ
 

Close Up
監督の魅力に迫るQ&A

Q. 映画制作をはじめたきっかけは?

映画好きだった父の影響で小さい頃から映画を見ていました。
高校時代に見た写真家のアンリ・カルティエ=ブレッソンの作品と寺山修司の映像作品に影響を受けて、自分でも映像作品を作りたいと思うようになりました。

Q.影響を受けた作品、監督は?

『田園に死す』寺山修司、『ゆきゆきて、神軍』原一男、『すべての些細な事柄』ニコラ・フィリベール、『鏡』アンドレイ・タルコフスキー、『霧の中の風景』テオ・アンゲロプロス、『パリ、テキサス』ヴィム・ヴェンダース、『ストレイト・ストーリー』デヴィッド・リンチ、『花様年華』ウォン・カーウァイ、『ツリー・オブ・ライフ』テレンス・マリック

Q.関心のあるテーマは?

「新しい希望のあり方」

Q.映画制作の過程で、チャレンジングと感じることは?

自分自身で監督したいと思う作品を自分自身でプロデュースすること。

Q.得意なジャンルは?

ロードムービー

Q.監督業の面白さは?

今まで出会うことができなかった風景に出会えること。

Q.映画づくりでこだわっていることは?

撮影する前のロケーションハンティング、役者自身の人間力を最大限に生かすこと。
風景と登場人物の心情が美しくクロスオーバーする絵作り。

Q.映画とは?

未来を発見し、未来からも発見されるもの

Q.インディペンデントという領域の魅力は?

見捨てられた想い、小さな叫び、何気ないささやかな喜びといったことにも丁寧にフォーカスしながらも新しい表現を実験できること。

Q.映画を見る時に、何を期待しますか?

形容し難い感情や風景との新しい出会い

Q.映画の中のキャラクターとして生きるとしたら、どの映画の誰がいいですか?

『トゥルーマン・ショー』のトゥルーマン

Q.1年に一度だったり、数年に一度など定期的に必ず見る映画は?

『シン・ゴジラ』『インターステラー』『霧につつまれたハリネズミ』

Q.好きな食べ物は?

「すき焼き」「春巻き」「ドーナツ」

Q.趣味は?

庭めぐり、本を読むこと

Q.愛読書は?

『終わりと始まり』ヴィスワヴァ・シンボルスカ
『腐敗性物質』田村隆一

Q.居心地の良い場所はどこですか?

旅先で見つけた庭、本屋

Q.インディペンデント映画を扱った動画配信サービスに寄せる期待

国内だけでなく、海外のお客様にも届けたい。
また、海外のインディペンデント作品も見られるようになったら嬉しいです。

 

遠山昇司監督の作品