真利子監督によるディスカバリー・ガイド
制作費を全て年末の宝くじに注ぎ、観客が絶句したラストシーン
制作費の100万円をめぐるお話で、映画の企画趣旨を本編に盛り込んだことも「車のない生活」と関連している。
自分自身が自分の役で出演したことも同じだが、8mmで制作した短編映画で登場していた家族を、よりはっきりと映し出した。今作のプロデューサーの佐藤佐吉さんが弁護士に確認までしたラストシーンは、劇場公開時、観客が一斉に絶句していた。
インフォメーション
タイトル:アブコヤワ
あらすじ
「そんな無茶な」をテーマとして、制作費100万円で映像作品を依頼され、その制作費の全額を年末ジャンボ宝くじに使い切って、その経緯を撮影した短編映画。
製作費の100万円を全額宝くじの購入にあててしまったことからまき起こる親と息子の葛藤・苦悩を描いた、企画巻き込み式・セルフドキュメント。(オムニバス映画『そんな無茶な!』の一篇)
スタッフ・キャスト
作:真利子哲也
2006年/26分/ドキュメンタリー
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