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ニッポン国VS泉南石綿村

 
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  • 経済成長の「捨て石」にされた民の叫びを聞け

    監督:原一男/2017年/215分
    単品価格:500円
    セット料金 1,700円
  • ディスカバリー・ガイド

    あなたは「石綿」を知っているだろうか。
    「いしわた」、または「せきめん」と読む。安価でありながら耐久性や耐熱性に富み、「まぼろしの鉱石」と呼ばれた石綿は、英語では「asbest」という。
    そう、あのアスベストである。アスベストが「石綿肺」など甚大な健康被害をおよぼすことはいまでは周知のことである。潜伏期間が長く、「静かなる時限爆弾」とも呼ばれる。
    大阪府の南部にあたる泉南地域は、目ぼしい地場産業がなく、明治より石綿紡織業だけが頼りだった。西日本一円から労働者が集まり、彼らは次つぎとアスベストに被曝していった。当時日本政府はその危険性を十分に知悉しながら、経済発展を優先してこれを放置した。
    2006年、泉南の石綿被害にあった労働者たちが、日本政府を相手に国賠訴訟を起こす。最高裁までもつれるなか、被曝者たちはひとり、またひとりと亡くなってゆく。この映画は、8年に及んだ「大阪・泉南アスベスト国賠訴訟」の全記録である。

    作品レビューはこちら

    シノプシス

    2006年、大阪・泉南地域の石綿(アスベスト)工場の元労働者とその家族が、損害賠償を求め国を訴えた。明治の終わりから石綿産業で栄えた泉南は、最盛期は200 以上の工場が密集し「石綿村」と呼ばれていた。石綿は肺に吸い込むと、長い潜伏期間の末、肺ガンや中皮腫を発症する。国は70年前から調査を行い、健康被害を把握していたにもかかわらず、経済発展を優先し規制や対策を怠った。その結果、原告の多くは肺を患い、発症という“静かな時限爆弾”の爆発に怯え暮らしていた。原は弁護団の活動や、自らも石綿工場を経営していた「市民の会」の柚岡一禎の調査に同行し、裁判闘争や原告らの人間模様を8年にわたって記録する。原告の多くは地方出身者や在日朝鮮人であり、劣悪な労働条件の下、対策も知らされぬまま身ひとつで働いていた。裁判に勝って、ささやかな幸せを願う原告たち。しかし国は控訴を繰り返し、長引く裁判は彼らの身体を確実に蝕んでいく...... 『ゆきゆきて、神軍』から31年。全世界が待望した原一男監督の最新作『ニッポン国VS泉南石綿村』は完成するやいなや、世界中の映画祭から上映のオファーが相次ぎ、いち早く上映された釜山国際映画祭と山形国際ドキュメンタリー映画祭では、それぞれ最優秀ドキュメンタリー賞と市民賞を受賞し、高い評価を受けた。

    スタッフ・キャスト

    監督:原一男
    製作:小林佐智子 構成:小林佐智子 編集:秦 岳志 整音:小川 武 音楽:柳下 美恵 制作:島野 千尋

    映画祭・受賞歴

    ・2017 年 釜山国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞 受賞
    ・2017 年 山形国際ドキュメンタリー映画祭 市民賞 受賞
    ・2017 年 東京フィルメックス 観客賞 受賞

    2017年/215分