CINEMA DISCOVERIES

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ディスカバリー・ガイド

日本に生きる、見捨てられた人間のリアルなイメージ

未来のないどん詰まりの世代の哀しみと、地方の閉塞感……。『ケンとカズ』が描くのは、日本の近年の姿を代表する荒涼とした何もない光景だ。

堤防や工場、工事現場や住宅地など、多くの人が暮らしのなかで目にしている、ありふれた風景が、ドキュメンタリー風にブレるカメラ、クローズアップを多用したカットによって切り取られ、既存のシステムに押しつぶされようとする者の姿を映し出していく。彼らを演じるのは、カトウシンスケと毎熊克哉、そして藤原季節。自動車修理工場で働きながら覚せい剤の密売で生計を立てる男たちのむき出しの暴力と、相反するナイーブさを見てほしい。これが日本に生きる、見捨てられた人間のリアルなイメージだ。

インフォメーション

タイトル:ケンとカズ

あらすじ

悪友であるケンとカズは、覚醒剤の闇取引で金を稼いでいた。しかし、ケンは彼女の早紀が妊娠した事によりまっとうな人生を願うようになる。一方、カズは認知症の母を施設に入れるために金が必要なことを打ち明けられずにいた。やがてカズは密売ルートを増やすため、敵対グループと手を組む危険な行動に出る。これを最後の仕事にしようと決意したケンだったが、元締めのヤクザに目をつけられ次第に追いつめられていく・・・

スタッフ・キャスト

監督・脚本・編集:小路紘史
プロデユーサー:丸茂日穂 小路紘史
撮影・照明:山本周平

キャスト:カトウシンスケ 毎熊克哉 飯島珠奈 藤原季節 高野春樹 江原大介 杉山拓也

受賞歴:
2016年毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞 毎熊克哉
第31回高崎映画祭 新進監督賞グランプリ 小路紘史/最優秀新進男優賞 カトウシンスケ 毎熊克哉
2016年新藤兼人賞銀賞 小路紘史
第28回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門 作品賞
第70回エディンバラ国際映画祭 招待上映 第18回台北映画祭招待上映
第57回日本映画監督協会新人賞 小路紘史
第26回日本映画プロフェッショナル大賞 新人監督賞 小路紘史
第26回日本映画批評家大賞 新人監督賞 小路紘史
おおさかシネマフェスティバル2017 ワイルドバンチ賞/新人男優賞 毎熊克哉

2016年/96分/バイオレンス

ⓒ『ケンとカズ』製作委員会

スペシャルコンテンツ

千葉県市川市。公共事業によってコンクリートで固められた河川の堤防と、工場のフェンスが続く、無機質で殺風景な風景。少し歩けば住宅地へと出る。ケン(カトウシンスケ)とカズ(毎熊克哉)は・・・

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