Noise ノイズ
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松本優作監督が実際に体験したことや、社会に対する思いが映し出された若者のドラマ。松本監督と名古屋シネマスコーレ副支配人坪井篤史氏によるオリジナルのアフタートークショー付き。
監督:松本優作/2018年/本編115分+アフタートーク30分単品価格:500円
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監督メッセージ
この映画を撮影したのは5〜6年ほど前になります。
久しぶりに映画を見返してみて、脚本や演出などほぼ全てのことが未熟で、少し恥ずかしくなりました。
しかし、この当時の僕にしか撮れなかった映画になっているとも思いました。無知で未熟ではあるものの、この映画を絶対に撮りたい!という強い気持ちが映画から溢れ出ていると思います。
僕自身が実際に体験したこと、そして今の社会に対する気持ちで、この作品は構成されています。是非ご覧いただき、この映画をきっかけに視聴者の皆様の世界が少し変われば、とても嬉しいです。シノプシス
NO JOB.
NO MONEY.
NO FUTURE?
秋葉原無差別殺傷事件から10年近く。
事件で母親を殺された地下アイドル、家出して秋葉原で生きて行こうとする女子高生、怒りを秋葉原にぶつけようとする配達員。秋葉原を通して現代の日本が浮き彫りになる。
母親を8年前の秋葉原無差別殺傷事件で亡くした桜田美沙。美沙に父はやり場のない怒りから手を挙げる。
美沙は、秋葉原の地下アイドル活動に励む一方で、所属事務所が経営するJKリフレ店で働いていた。秋葉原でアイドルとして光輝くことによって、亡くなった母親にもう一度会えるのではないかと信じ、それが唯一の希望として生きる美沙。しかし、先が見えない生活に限界を感じた彼女に、やり場の無い怒りが込み上げてくる…。
高校生の里恵は父と祖父と3人で暮らしているが、母が父と離婚し家を出て行って以来、里恵は父とはほとんど会話をしておらず、里恵の生活はどんどん荒れていく。里恵の父は、秋葉原で美沙を偶然目撃し、娘の里恵と重ね合わせてしまったのか、地下アイドルのライブにのめり込む。そんな父に激しく反抗し交際相手とうまくいかない里恵も、秋葉原の街へ何かを求めて向かう…。
秋葉原の運送会社でバイトをしている大橋健はスナックに勤務している母親と二人暮らし。父親は2年前に家を突然飛び出して以来音信不通。母親の金銭トラブルに巻き込まれ健の人生の歯車が狂い始める。健は公衆電話から配達先に嫌がらせの電話をかけるが次第にエスカレートしていく。
絶望の中に生きる若者たちと大人たちが見たものとは…。監督・キャスト
監督:松本優作
出演:篠崎こころ、鈴木宏侑、安城うらら、小橋賢児、仁科貴、布施博、岸建太朗、來河侑希、川崎桜、日向すず、真中のぞみ映画祭・受賞歴
・第25回 レインダンス映画祭 長編コンペティション部門 作品賞ノミネート
・第41回 モントリオール世界映画祭 1stフィルムズワールドコンペティション部門 正式上映
・第4回 富士湖畔の映画祭 コンペ部門 最優秀主演俳優賞受賞
・第14回 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 長編コンペティション部門 正式上映
・第18回NIPPON CONNECTION 正式上映
・第12回CAMERA JAPAN FESTIVAL 正式上映
・第19回ハンブルグ日本映画祭 正式上映
・第1回CAMPFIRE映画祭 特別招待
・Psycho-cinematography 2017年日本映画ランキング 第1位
・Asian Film Vault 2017年 アジア映画ランキング 第4位
・Taste of Cinema 2017年日本映画ランキング 第5位公式サイト
http://noise-movie.com2018年/115分
©映画「Noise」製作委員会