CINEMA DISCOVERIES

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ディスカバリー・ガイド

何度観ても楽しめる噛み応えのある昼中夢のような短編

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015の短編コンペティション部門にて奨励賞を受賞した甲斐さやか監督の作品。神経質な初老の医師とその若妻との破綻を、幻想が入り混じった複雑な時系列で描く。

一度観ただけでは全て理解できない複雑な作品だが、夫を長塚京三、妻を遠山景織子が演じ、夫婦の関係の緊張感で観客を引っ張っていくのは見事。初盤で夫が迎えた事故に遭った女性は誰だったのか? 夫が疑っていた妻の浮気の真相は? 謎が散りばめられた凝った構成になっているので複数回観ても楽しめ、観る度に新たな発見があるのは、まさに配信向きの作品とも言えるだろう。病院や能の舞台といった舞台装置も効果的に使われ、ひとときの「映画の旅」を楽しめる。

インフォメーション

タイトル:オンディーヌの呪い

あらすじ

医師・清三と年下の美しい妻・麗子。一見、立派で仲睦ましい夫婦だが、清三は麗子に若い愛人がいるのではないかと疑っている。ある日夫妻は医師学会が主宰している新作能「オンディーヌの呪い」を観に行く。会場でも麗子は男の目を引き、受付の若い男からも熱い視線を送られている。 「能はつまらない」という麗子に対し、関係者ばかりの場なのだから「眠らないように」と清三は注意する。しかし、能が始まり、麗子が清三を見やると、当の本人・清三が眠っていた。ここから物語は、能の死の世界と、二人が存在する生の世界が平行して行く。まるで二人が能を演じているかの様に、現実と非現実が交差し、日常生活に潜んでいた秘密が滲み出して来る。

スタッフ・キャスト

脚本・監督:甲斐さやか
脚本:高田亮
音楽:YAS-KAZ 
撮影:近藤龍人
照明:藤井勇
録音:小川武
製作:本間生夫
プロデューサー:星野秀樹

キャスト:長塚京三 遠山景織子 須賀貴匡 梅若猶彦 梅若善久 大島葉子 中込佐知子 髙橋洋 大石吾朗

映画祭・受賞歴

〇SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015 短編コンペティション部門奨励賞受賞



2014年/30分/サスペンス


ⓒ 本間生夫

 

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