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ディスカバリー・ガイド

これぞ園子温ワールド! 映画愛に溢れた最凶コメディ

映画好きであれば、邦画を愛する者ならば、一度はその名を耳にしたことがあるであろう鬼才・園子温。日本のみならず海外での人気も非常に高く、一見順風満帆に思える監督人生を歩んでいるが、彼が映画監督として日の目を浴びるようになったのは40代になってから。更に言えば、40歳の時にはホームレス生活を送っていたという。

そんな不遇の時代があり、映画が撮りたくても撮れなかった頃に書き上げた脚本を映画化したのが本作。長谷川博己演じる狂気にも近しい映画愛を宿す映画バカ・平田は、当時の監督の生き写しであることは容易く創造できるだろう。そんな映画バカの物語かと思いきや、ヤクザ映画の要素も大いに孕み、さえない青年の恋物語をも描いている。常人であれば組み合わせることなど叶わぬ3つの要素を1つにまとめ、コメディとして昇華できているのは、監督の手腕があってこそ。様々な映画のオマージュ、現代の映画業界への批判、圧倒的カタルシス、園子温でなければ生み出せない傑作がここにある。

インフォメーション

タイトル:地獄でなぜ悪い Why don’t you play in hell?

あらすじ

ヤクザの組長・武藤は獄中にいる妻・しずえの夢を叶えるために、本業そっちのけで娘・ミツコを主演にした映画の製作を画策している。面会の度にしずえに対して、撮影は順調に進んでいると場を取り繕う武藤。しかし、肝心のミツコは男と逃亡中、そして、しずえの出所まではあと9日しかない。
金に糸目をつけず、片っ端から撮影機材のレンタルをしながら、なんとか娘の身柄を確保した武藤は、ミツコから(実はすべて嘘なのだが)映画監督と紹介された駆け落ち男・公次を監督に抜擢し本格的に撮影準備を始める。
映画監督として騙しながら映画を撮影しないと殺される公次は、右も左もわからぬまま、オールヤクザのスタッフの質問攻めに対応していくが、限界に達しその場を逃げ出してしまう。
簡単に追っ手の組員に捕まってしまう公次であったが、そこに奇跡のような助っ人が現れる。それは「いつか一世一代の映画を撮りたい」と、少年期から映画監督を夢見る平田であった。
映画の神様は自分を見捨てていなかったと、満を持して撮影内容の段取りを始める平田は、武藤と敵対するヤクザ組織の組長であり、過去の衝撃的な出会いからミツコに異様な愛情を抱く池上に協力を要請する。
かくして、ホンモノのヤクザ抗争を舞台にした、スタッフ・キャストすべて命懸けの映画が、電光 石火のごとくクランクインしようとしていた・・・。

スタッフ・キャスト

監督・脚本:園子温
主題歌:星野源「地獄でなぜ悪い」(Speedstar Records/Victor Entertainment,Inc.)
撮影:山本英夫
照明:小野晃
録音:小宮元
美術:稲垣尚夫
編集:伊藤潤一

キャスト:國村隼 二階堂ふみ 友近 長谷川博己 星野源 堤真一 他

 

公式HP

http://play-in-hell.com


2012年/130分/バイオレンス コメディ


ⓒ 2012「地獄でなぜ悪い」製作委員会

 

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