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日本映画を足元から支える平波亘が離婚経験を曝け出した映画

あなたが近年に見た日本の自主映画のクレジットをよく見ると、助監督に「平波亘」の名前があるかもしれない。

特に今泉力哉の作品は短編時代から14本以上を女房役として支えてきた。製作だけでなく上映イベントも主催するなど、実は平波を中心にしたひとつの磁場が形成されているとも言えるほど、広範囲にわたって現在の日本の映画の発展に足元から寄与してきた影の立役者である。『東京戯曲』の骨格を成しているのは、彼が積み重ねてきたその経験や人脈だろう(2010年代前半当時に注目を集めた俳優が多数出演している)。時に「自主映画の父」とも呼ばれる平波は身近な映画仲間との創作を通して、自身の離婚体験を描きながらも、映画で現実を超える願望を託している。

インフォメーション

タイトル:東京戯曲

あらすじ

戯曲作家の梢は、知人の演劇を観に行った折に、妻から突然「別れよう」と告げられる。
梢は妻が、自分の仕事相手である演出家と不貞を働いていたことを突き止める。
それでも妻・歩美と別れたくない梢は、すべてを取り戻すべく奔走するのだが・・・。
そんな夫婦の危機に呼応するように、周囲の演劇人たちの人間関係も慌ただしく動きはじめ、ついには戯曲に登場する恋人たちまでもが現実で思いのままに動きだし――。
果たして、梢は歩美の愛を取り戻せるのか?
そして現実と虚構の狭間で揺れる演劇人たちの恋の行方はどうなるのか?

スタッフ・キャスト

監督・脚本・編集:平波亘
撮影・照明:伊集守忠
録音:根本飛鳥
助監督:細川充由 鶴岡由貴
ヘアメイク:Masayo
スチール:天津優貴
美術:碓田佐紀子
車輌:カノユースケ
撮影助手:大川和徳
録音助手:アミナカアキヒト
制作:松本昌之 内田沙季 斉藤慎哉
プロデューサー:手島昭一

キャスト:関口崇則 太宰美緒 猪爪尚紀 古内啓子 平野鈴 藤田健彦 圓谷健太 島田桃依 吉塚拓哉 今野麻美 竹田誠志 福田らん 富士たくや ミネオショウ 大沢まりを

2014年/83分/ドラマ

ⓒ 800 LIES PRODUCTION

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