CINEMA DISCOVERIES

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ディスカバリー・ガイド

井口昇作品の根底にある「清冽さ」

アダルトビデオ、インディーズ映画、商業映画と幅広く活躍する井口昇だが、どのような形態でつくられた作品でも、そこには自分のやりたいこと(妄想の発露)を絶対に曲げない徹底した作家性が見て取れる。

最大の特徴は、一見すると下品・悪趣味なモティーフを扱っていながら、その根底にこれ以上はないほどの「真剣さ」「切実さ」が横たわっていることだろう。これはたとえば押見修造のマンガを映画化した近作『惡の華』(2019年)にも顕著で、凡百の監督であれば変態性や倒錯性といった表層的な要素にとらわれていかにも悪趣味な映画に仕立ててしまう素材も、井口昇の手にかかるとこのうえなく清冽な映画となる。外面に惑わされず、是非ともその本質の部分に触れていただきたい。

インフォメーション

タイトル:おいら女蛮

あらすじ

女蛮子(すけ・ばんじ)はけんかっ早い不良高校生。すぐ暴力事件を起こしては、学園を退学になってしまうので、いくつもの学園の転入・退学を繰り返していた。そんな蛮子にはひとつの悩みがあった。その悩みとは彼は正真正銘の男なのに、黙っていると少女と間違えられるぐらい、顔が美少女のように綺麗な事だった。そんなコンプレックスと戦うかのように蛮子はけんかを繰り返していたのだ。そんな息子に対して蛮子の父親・蛮角(ばんかく)は、最後の手段として、「儀亜留(ギャル)学園」に蛮子を女子高生として転入させてしまう。こうして、蛮子の女子高生としての奇妙な学園生活が始まった・・・!

スタッフ・キャスト

監督・脚本:井口昇
原作:永井豪
特殊メイク:西村喜廣 

キャスト:亜紗美 桃瀬えみる 松中沙織 伊東静香 デモ田中 今井千紗 沢村祥 香緒里

2006年/62分/アクション

ⓒ 2006 ダイナミックプロ・キングレコード

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